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食物酵素たっぷりの生ジュース・ダイエット健康法

ジュース作りのガイドライン

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必ずジューサーで

私は年間通じて多くの講演会に呼ばれます。健康の鍵を握るのは体内の酵素の働きであり、それら体内の酵素をしっかり働かせるには消化酵素の摂取を始め、生ジュースを毎日飲むことが最もてっとり早い、というようなことをお話しします。すると、「ジューサーではなく、ミキサーでもいいですか」という質問が必ずでます。
ハッキリいって、ミキサーはジューサーの代用にはなりません。もちろんミキサーで作ったジュースでも、市販の清涼飲料水などに比べればヘルシーです。でも、残念ながらミキサーや絞り器では果物や野菜の持つ自然のパワーを100%引き出すことはできないのです。

ミキサーとジューサーはその役割が違います。
ミキサーやフードプロセッサー等は食物をドロドロ状態にしますが、材料を高速で切り刻んで液体化しているだけ。体に有効に働く栄養素は繊維から遊離されません。繊維と栄養素が分離できないので、栄養素が即体内に吸収されるような状態にはならないのです。無駄な部分が多いため、ミキサーで作ったジュースは飲みにくく、あまりおいしくありませんから、水で薄めたり、砂糖を加える必要も出てきます。コレではせっかくの素材が台無しです。
新鮮な野菜や果物に含まれる貴重な栄養素を繊維から分離し、それら栄養素が体内で最も有効利用される形で抽出できるのがジューサー。この時に食物繊維の多くはカスになってしまいます。もちろん、食物繊維は重要ですが、私たちの細胞に栄養を与えてくれるのは繊維から遊離されたジュース分の方なのです。
品質の良いジューサーによってつくられたジュースを飲むことは、野菜や果物の栄養素価値をそっくり自分の体内に取り込むことなのです。

ジューサーをお持ちでない方は是非、この機会にいいジューサーを手に入れてください。繊維と栄養素をしっかり分離し、質のいい、おいしいジュースを常に提供してくれるジューサーは、2万円以上はすると思います。しかし、これから毎日、何ヵ月も何年も頻繁に使うことを考えたら、決して高い買物ではないでしょう。しかもどんどん若返り、いつまでも若く、病気知らずの体がつくれるのです。ご自分とご家族のために、その程度の投資は是非していただきたいものです。

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オーガニックの野菜、果物を丸ごと使おう

100%無農薬の野菜や果物を手に入れるのは無理としても、なるべく農薬を使っていないもの、有機栽培のものを選び、葉は落とさず、皮もむかず、まるごとジュースとして飲むのがベスト。皮の部分にこそ貴重な栄養素が多いからです。
例えば、マスクメロンの身の部分だけを使用した場合、メロンの持つ栄養価値を5%しか得ることができませんが、皮ごと、丸ごとジュースにすれば、その栄養価値の95%を体内で有効利用することができるといいます。

最近では、農家と直接契約して無農薬・有機栽培の野菜や果物を宅配してくれるグループも多いようです。スーパーなどで購入するのに比べ、価格は2〜3割高く、届けられる野菜や果物は、大きさ不揃い、形がいびつ、葉が虫食いだらけなんていうことも・・・。でも、農薬の害を回避できるなら、ベター。
市販されている野菜・果物を使う場合、外皮をタワシでゴシゴシよくこすり、十分に流水で洗ってから使ってください。よ〜く水を切るのも忘れないで。どうしても心配であれば、皮をむく、キャベツなどの野菜は外側の葉を何枚か排除する、かぶの葉、大根の葉などは使わない等を心がけるくらいしか手はありません。でも、すでに触れたとおり、これらの部分ほど栄養価値があるのです。皮も種も、茎も、葉も、野菜や果物をジュースにするときには、丸ごと全部使うのが基本。そのためには、ぜひ、オーガニックの材料の調達を心がけてください。

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何も加えない

体へのプラスの影響力を考え、多量の材料を自然のまま使い、一滴の水も加えず、体に必要な栄養素はすべてをそのジュースから得ることを考えます。熱を加えない、砂糖や塩は加えない、牛乳を加えない、水を加えない。健康を取り戻すためのジューシングを考えるときには、基本的に「加える」ことは一切しません。
なお、栄養摂取のために中心となるジュースではなく、水分補給のために飲むものは、水で割ってもかまいません。ただ、一日の必要栄養素の摂取量を満たした上で飲むようにした方がベターです。

ワンポイント:
単独の材料で作るジュースにしろ、色々な材料を使っていくジュースにしろ、口のなかで30秒程度「転がす」ようにしてから飲み込むように心がけてください。口のなかでジュースは体温にまで温まると同時に甘くなります。これは、唾液に含まれる消化酵素の働きですが、こうすることによって、生ジュースに含まれる各種栄養素はより早く消化吸収され、体にプラスに働いてくれることになります。

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グリーンジュースは単独で飲まない

緑色野菜を使ってジュースを作る場合、必ず、よりクセのない、マイルドな野菜や果物と合わせます。緑色野菜だけのジュースは多くの人にとって体への作用が強すぎ、二〜三日間、軽い頭痛や、胃の不快感、異常な胃の働きを経験することがあります。

緑色野菜をジュースに使う場合、一回に飲む総量の四分の一までに控えておくのが無難。後の大部分はニンジンとかリンゴ、またはセロリなどを使うようにします。体が生ジュースになれてきたら、緑食野菜の比率を増やしてもかまいません。それでも全体量の半分以上は、リンゴやニンジン、セロリ、白菜などを加えるようにした方がいいでしょう。
葉野菜のような、やわらかい材料を使う場合、他の固い野菜やリンゴを最初と最後にジューサーに入れるようにします。やわらかい材料はジューサーの目づまりの原因になりやすいので、固い材料によってそれらを押し出させるわけです。また、ニオイやクセの強い野菜をジュースした場合、リンゴを最後にすることにより、ジューサーへのニオイのこびりつきを防ぐことができます。

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野菜ジュースとフルーツジュースでは役割が違う

新鮮な生の果物や野菜から絞りだされるジュースは、私たちに多くの素晴らしいメリットを与えてくれますが、それぞれのジュースの役割は違います。

フルーツは速効性のエネルギーを供給してくれると同時に、体内クリーニングを受け持ってくれます。ジュースとして飲むのは、午前中を中心に、一日1〜2杯程度にとどめるのが普通です。
野菜ジュースは私たちの体がスムーズに機能し、体内で酵素がしっかり働ける状態をつくってくれます。新鮮な生の野菜ジュースには、アミノ酸、ビタミン、ミネラル、食物酵素、さらに最近注目されはじめたカロチン、フラボノイドをはじめとする植物成分などが豊富に、しかも体内で最も同化されやすい状態で含まれます。驚くべきスピードで、傷ついた細胞を修復したり、細胞の再生を促したりすることで、体内を細胞レベルから若返らせてくれます。午後の時間帯に、1日3〜4杯が目安です。

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野菜とフルーツは混ぜない

酵素栄養学では、一回の食事で何種類もの食品を組合せると、消化に動員される酵素が何種類も必要になり、消化に負担がかかると教えています。
ジュースは通常の消化過程を通らず、ほぼストレートに血液に吸収されますので、酵素が無駄使いになるとは考えられませんが、実際に野菜とフルーツを混ぜたジュースを飲むことで、消化の具合が悪くなる方は多いといえます。野菜とフルーツを混ぜなければおいしいジュースが作れないわけではないし、なんらかの問題が発生する可能性が少しでもあるのなら、あえて両者を混ぜる必要もないでしょう。
ただ、リンゴとニンジンだけはどのフルーツや野菜とも相性が良く、ミックスしてもかまわないと、専門家の間での意見が一致しています。

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新鮮さが命

傷があろうが、古くなって萎びていようが、熟しすぎていようが、野菜でもフルーツでも、ジュースにしてしまえば、いくらでも誤魔化しがききます。一般市場に出しても売れない傷物、売れ残って鮮度が落ちてしまった野菜や果物でも、糖や香料などをプラスして加工すれば、いかにもフレッシュでヘルシーなジュースに変身します。
でも、はっきりいって、こんなもの「おいしい」と飲んだところで、何の意味もありません。

新鮮な野菜やフルーツには多くの酵素、ビタミン・ミネラル、ポリフェノール・フラボノイドなどの「生きた」成分が含まれています。これらの成分こそ、私たちの体を守り、損傷した細胞や組織の修復を進め、それらの働きを蘇らせ、いつまでも若々しい体を維持できるように働きかけてくれるもの。これらの栄養素が、消化器官に全く負担かけることなく、ストレートに血液中に吸収されるからこそ、生ジュースに大きな価値があるのです。
酵素をはじめとする栄養素は、時間が立てばたつほど失われていきます。萎びた野菜、熟しすぎた果物にはこれらの栄養素の働きを期待することはできません。お店で新鮮な果物、野菜類を調達したら、新鮮なうちに生ジュースを作るのが賢明です。

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いつも作りたてを

新鮮な野菜やフルーツを一回にたくさん作っておいて、何回かに分けて飲むということは考えないでください。作りすぎてしまって、どうしても飲みきれないというときは、こんな工夫を。

  • フルーツ系だったら、冷凍庫でアイスキャンディーに・・。
  • 野菜系だったら、料理に利用。ハンバーグや卵焼きに混ぜ込んだり、ピューレやソースに加えたり、料理の仕上げに・・。
  • 職場に持っていくなら、ステンレスボトル(携帯用魔法瓶)を使用。前日にステンレスボトル内部を水で流し、そのまま冷蔵庫の冷凍室に。内側に氷の膜ができます。家を出る寸前に作ったばかりの生ジュースを注ぎ口ぎりぎりまで入れ、その状態で蓋をしっかりしめます。ジュースはこぼれ出てきますので、流しの上でやるようにします。空気が残っていると、内部が暖まり、栄養価が失われることにつながります。職場では、できればボトルは冷蔵庫に入れておき、飲むときには一度で飲みきってください。少しづつ飲むのは不可。職場で二回は飲みたいというなら、小さいステンレスボトルを二本用意するといいでしょう。

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旬を大切に

自然というのは素晴らしいものです。外の気温が上がり、体もそれにつれて暑く感じる季節になると、体温を自然に下げてくれる野菜や果物が出回ってきます。秋・冬と寒くなってくると、こんどは体をあたためるものが増えてきます。春先になると、冬の間に代謝がスローダウンして体内に溜まった毒素を排泄しやくするための、アクの強いものが出てきます。
このように、自然というのは、私たちの体のサイクルに合わせた食べ物を提供してくれています。

今は何でも一年中出回っているのが当たり前。旬なんか完全にどこかに置き忘れられています。しかし、旬を無視した食べ方をすれば、当然体内の代謝サイクルが乱され、体調を崩すなどの問題を起こして当たり前なのです。
また、野菜や果物が旬の時には、ビタミン・ミネラルの含有量が跳ね上がります。食品成分表に記されている数値より20%も上回るといいますが、特に緑黄色野菜に含まれるカロチンの含有量は25%も増えるのです。このへんで、旬ということを見なおしてもいいのではないでしょうか。

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いろいろ試してみよう

本屋さんにいくと、実に彩り美しく、いかにもおいしそうなジュースのレシピを紹介した本が並んでいます。きれいな写真を見て楽しむのにはいいでしょうが、実際にご自分あるいは家族の健康のためにジュースを作るのには不要。これらに紹介されているものは、確かに「健康そう」ではあっても、実際には「不健康ジュース」になってしまっているものも少なくないからです。
料理であれば、材料の組合せはもちろん、それらの分量、味付け、火加減、焼き具合、煮具合など、あらゆる要素がうまく噛み合わないかぎりおいしい料理はできませんが、生ジュースは適当に作っても、結構おいしくできあがります。「レシピどおりに作らなければ」と思わず、「何を使ってもいい」、「自分の好みで材料を増減してもいい」と、柔軟に考えてください。一つの目安量としては、一回あたり一人分として使う野菜の総分量は450g程度。これで大体、 200〜250ccのジュースになります。

ジュース作りは本当に自由気まま。ときには、想像以上においしいものができるでしょうし、二度と口にしたくない味になることもあるでしょう。でも、それも楽しみの一つ。好きな材料を、好きに組み合わせて、配分もいろいろ試してください。毎回新しい発見があるでしょう。自分にピッタリの、「コレだ!」というジュースにも、必ず出会うはずです。
すでにお話した注意点さえ守れば、どのような材料をどのように組合せようと、体内にそれまで不足していた栄養素が行き渡り、細胞一つ一つが元気に若返っていくことには変わりありません。消化に負担かけないようになる分、体にエネルギーが満ちあふれてくるはずです。ご自分の想像力を生かし、いろいろ試し、そして、何よりも、ジュース作りを楽しんでほしいと思います。

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生ジュースに関して詳しくは、『生ジュース・ダイエット健康法』(講談社プラスα新書)、『フルーツで野菜で!生ジュースダイエット』(講談社プラスα文庫)をぜひお読み下さい。

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